「アラビア数字」について考える。 [安城市~骨董品]
「今日のなるほど!」
「アラビア数字」って言われても なんだかピンときませんよね・・・
それに、「アラビア」があるなら 他にもあるの? という疑問がわいてきますよね。
調べてみたところ、インド発祥(正確にはインド数字を起源に持つ)の「0,1,2,3,4,5,6,7,8,9」の10種類の数字ということらしいです。
あれ?インドとアラビアって同じなの?と思った方 鋭いですね!
日本人から(自分だけかもしれませんが・・・)見たら、インド人もアラブ人もそんなに違わず 地域もあんまり変わらないんじゃないかな?と漠然と思っていましたが、全然 違うらしいですよ。
そう言えば そもそも、文明が違いますよね。
そうです!インドは あの「インダス文明」(インダス川流域の文明)ですし、アラブは あの「メソポタミア文明」(チグリス・ユーフラテス川流域の文明)ですからね。
中学で習ったような気がしますが、はっきりしません。
では、なぜ インド発祥なのに「アラビア数字」と言われるのかというと、単純にヨーロッパ人がアラブの方から伝わった数字だから「アラビア数字」と命名されただけ ということらしいです。
昔から欧米人が中心なんですね。
日本では一般には「算用数字」と呼ばれています。
つまり、計算で使用する数字ということです。
パソコンや電卓で使用する数字だと思って問題ないでしょうね。
次に「アラビア」があるなら 他にもあるの? という疑問ですが、これも調べたところ、いくつか出てきました。
ローマ数字と漢数字は普段目にする機会があると思いますので、確認しておきましょう。
①ローマ数字「Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ,Ⅵ,Ⅶ,Ⅷ,Ⅸ,Ⅹ」(「1,2,3,4,5,6,7,8,9,10」に対応する)は古い時計の文字盤に使用されているイメージがあります。
他には「ドラクエⅢ」とか「エリザベスⅡ世」といった順番を表すことが多い感じがします。
②漢数字「零,一,二,三,四,五,六,七,八,九,十」(「0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10」に対応する)は中国を発祥とする漢字文化圏で使用されていると思います。
現行のお金にはこの漢数字が使用されていますね。
ローマ数字と漢数字以外にもその地域の文化や言語に密接に関係した数字はたくさんありますが、ここでの説明は割愛します。
マヤ数字:マヤ文明で使用された20進法の数字
ヘブライ数字:ヘブライ文字を使用した数字でユダヤの暦(こよみ)や聖書の中で使用されるらしいです。
タイ数字:主にタイ語を使用した数字。タイの切手にはタイ数字で額面が印刷されているものがあります。
…
世界各地で様々な文化・言語をベースとした数字がありましたが、やはり「アラビア数字」の最大の特徴は紀元5世紀頃の「0」の発見が一番です。
これにより位取りが容易になったことで、計算に使用できることから現代の「一般的な数字」=「アラビア数字」となったと言えるでしょうね。
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