ダイヤモンドの価格について考える![西尾市~ダイヤモンド]
「今日のなるほど!」
写真は、先日「スターサファイア」として紹介した写真と同じものです。
今回、ダイヤモンドの買取価格についてお話しするサンプル画像として使用しています。
「スターサファイア」の周りにある「メレダイヤ」の部分を「脇石」と呼ぶということは先日お話ししました。
今回、この「メレダイヤ」の価格が非常に下落しているということをお話しします。
先ず、「メレダイヤ」の説明をいたします。
「メレダイヤ」とは、ダイヤモンドの原石からダイヤをカットする際に削り取る石でできた細かなダイヤと定義されているようです。
具体的にどのくらい細かければ「メレダイヤ」になるのかということは、規格で決まっているわけではないません。
昔は「0.1ct」以下と言われていたこともありますが、最近では「0.3ct」位でも「メレダイヤ」と括(くく)られることが多くなりました。
それは価格が下がり、市場にダブついているためだと言われています。
それでは、なぜ価格が下がってきているのかと言いますと、「合成ダイヤモンド」が大量に出回ってきているためだと言われています。
「合成ダイヤモンド」とは「高温高圧法」や「化学蒸着法」によって、人工的に合成されたダイヤモンドです。
一応、呼び名は「人工ダイヤモンド」ではなく、「合成ダイヤモンド」といいます。
基本的には、この「合成ダイヤモンド」は「天然ダイヤモンド」と組成が同じで、「ダイヤモンドテスター」でも判断が出来ないとされています。
実を言いますと「0.01ct」レベルの「合成ダイヤモンド」は1980年代から中国の国策としてバンバン作られてきていました。
「メレダイヤ」が「0.1ct」以下と言われていたころでも30%ほどは「合成ダイヤモンド」だった。と言われているくらいです。
しかし、このところ技術が進んで「0.5ct」以上も合成可能になったことと、世界的なダイヤモンドの総合商社である「デビアス」が正式に「合成ダイヤモンド」を商品化したことで市場は大混乱して価格が暴落と言っていいほど下落しているのです。
「デビアス」が「合成ダイヤモンド」を商品化して、市場に正式に出し始めたのが2018年の9月頃でした。
実際の相場に影響が出始めたのが2019年の2月頃です。
この頃、私も自分の中の「メレダイヤ」の価格テーブルの見直しをしました。
そして、さらに2019年9月に業者さんから「メレダイヤ」の価格が厳しいと言われましたので、価格テーブルの見直しをしようか迷っています。
先日、「サファイヤリング」のお話で「商品として」いけるとかというお話をしました。
当店はしばらくはなるべくその場で石を外さずに「商品として」高い価格をつけられるように、「買取り」させていただこうと考えています。
「デビアス」の話や「合成ダイヤモンド」の詳しい話など、後日お話しできればと思っています。
西尾市でダイヤモンドを売りたい方は、西尾市今川町の「開運 令和堂」がお力になれると思います。
タグ: サファイア, スターサファイア, ダイヤモンド, デビアス, メレダイヤ, 人工ダイヤモンド, 合成ダイヤモンド, 西尾市, 買い取り
サファイアリング[西尾市~高級ジュエリー(サファイア)]
今日の一品!
商品説明
サファイアリング
中石:サファイア 3.32ct
脇石:ダイヤモンド 1.15ct
枠:プラチナ PT900
今回のサファイアリングはデザインが素敵でしたので「商品として」のお値段になりました。
この、「商品として」という表現が実にわかりにくいと思いますので、今回 お話ししようと思います。
通常、私たち買取屋は枠と中石と脇石のお値段を出します。
枠はプラチナの重さになりますので全体の重さから石分を引いた重量になりますからわかりやすいと思います。
しかし、中石と脇石は商品によっては値段が付けられないものもあります。
例えば、「真珠の周りにメレダイヤが巻かれたプラチナの指輪」は、基本的には真珠にはお値段が付けられないことが多いのでメレダイヤの内容とプラチナの重さになります。
ただ、ほとんどの場合、メレダイヤはクラリティの悪いものを使用することが多く、蛍光性等も均一でないことからメレダイヤとしてお値段を出すよりは プラチナの重さに含めたほうがお客さんにプラスになることが多いです。
また、脇石が無い場合ですとほとんどの場合、中石はお値段が付けられないものが多いです。
その場合は、お客様の前で外させて頂いたくか、寸法から体積計算→比重をかけて重さを割り出して総重量から引かせて頂くことで枠の重さで金額を出させていただきます。
昔のアクセサリーですと中石も脇石もよいものを使用しているのですが、デザインだけが今風でないものもあります。
このような商品を我々は「デザインが死んでいる」といいます。
従って、この「デザインが死んでいる」ものについてはちゃんと枠+中石+脇石のお値段が出せるのです。
「デザインが死んでいる」の反対が「デザインが生きている」つまり「商品として買える」になるのです。
ですから、先ほどの「真珠の周りにメレダイヤが巻かれたプラチナの指輪」はデザインが生きていれば、「商品として買える」わけで、この場合 枠+中石+脇石という材料の形ではなくジュエリーのお値段になるのです。
当然、枠+中石+脇石のお値段よりプラスさせていただきます。
こちらは、感覚になりますので私は「デザインが死んでいる」と思っても、業者さんに相談すると「商品として」いける!と言われることもあります。
逆もあります。
逆の場合、事故物件になるわけですよ…
今回は買取屋が商品を買う時の話になりました。
後日、サファイヤの話が出来ればと思っています。
西尾市で高級ジュエリー(サファイア)を売りたい方は、西尾市今川町の「開運 令和堂」がお力になれると思います。