双眼鏡の簡単な説明[蒲郡市~双眼鏡]
「今日のなるほど!」
さきほど、「VANGUARD バンガード 双眼鏡 CP-1022R 10×22㎜ Field 6.3°」の双眼鏡のお話をしました。
忘れないうちに、書き留めておこうと思います。
商品説明にもありましたように…
倍率:10倍
対物レンズ径:22mm
実視界:Field 6.3°
について説明します。
はじめに…
「対物レンズ径」とは?
これは、双眼鏡の目に近づける反対側のレンズの直径です。
恐らく光学系では統一されていると思いますが、目に近い方を「接眼」といい、
対象物に近い方を「対物」というようです。
昔、顕微鏡の部位を覚えませんでしたか?
そこで「接眼レンズ」とか「対物レンズ」って出てきましたよね!
双眼鏡に関しては、単純に一番大きなレンズの直径と言っても問題ないんじゃないでしょうか。
次に…
倍率10倍とは?
下の図を参照してください。
対象物から100m離れた場所から肉眼で見た大きさを1000m離れた場所から双眼鏡で見た大きさが同じ場合、倍率10倍といいます。
つまり、レンズを通せば仮想的に距離を縮められるということですね。
「対象物の大きさが10倍になる」と認識すると、間違った解釈をする可能性がありますね!
最後に…
実視界Field 6.3°とは?
結論から言いますと、上の図の「θ」の角度になります。
定義としましては、1000m離れた場所から見える視界の範囲を角度で表したものです。
具体的に6.3°を計算しますと…
6.3÷2=3.15
tan(3.15°)=0.0550
1000m × 0.0550=55.0m
半径55mの円が見えるということです。
端から端で大体100mということの様です。
望遠鏡や双眼鏡を選ぶ際に何でも倍率が高い方がよいと考えがちです。
私も正直 そのように思っていました。
ただ、今回 色々調べてみたり 過去の経験から言いますと…
単純に倍率だけではなく実視界も十分に考える必要があると痛感しました。
実視界が小さいと対象物を探せないのです。
倍率だけいたずらに高くても手振れで全く安定しないのです。
望遠鏡で月を観察するだけでも、なかなか大変なんですよ!
ましてや、木星・土星・火星といった惑星は運よく一瞬とらえることができるくらいで、家族とその感動を共有することはなかなか難しいことです。
倍率だけを求めて安い望遠鏡ではやっぱり駄目なんだな… と今回 あらためて気が付きました。
蒲郡市の方でカメラ・レンズ等を売りたい方は、西尾市の「開運 令和堂」までお願いします。