革製品の修理・染め直しについて考える![岡崎市~高級ブランドバッグ]
「今日のなるほど!」
上の写真の商品ですが、先日「今日の一品!」で紹介させていただきました「LOUIS VUITON ルイ ヴィトン ヴェルニ リードPM」の側面からの写真です。
『色褪(あ)せがありますので、なかなか価格的には難しい』と、お客様にはご説明させていただきました。
結果的には、私も冒険価格で買取させていただきましたが、正直 どうしようかな…と迷う部分もあります。
これ、売れなければ「事故物件」になってしまいます。
プロセスが2段階に分かれていますので、買取業者側のお話として読んでいただければいいかな と思います。
まず初め[プロセス1]に考えるのは、一般のお客様に対して私が買い取りした金額以上で買って頂く。
商売ですから、当然ですよね。
一般の方に売るのが、一番高く売れるんですよ。
只… これがなかなか売れないんですよね…
欲しい人を見つけるのが本当に大変なんですよ。
数日~数週間、トライしてみてダメだな…と判断した場合、業者に売るんです[プロセス2]。
当然、中間業者も利益を出さないといけないので、そんなに高額の値段が付くわけではないんです。
赤字にならなければいいかな という感覚で業者に買ってもらうことが多いです。
ほとんどの買取業者は業者に売りますのでプロセス1を行わないことが多いです。
プロセス2の業者に相場を確認して来店されたお客様から購入させていただくことになると思います。
当店も自信が無い商品についてはこちらのみで対応することはあります。
ここから先は業者に聞いた話なのです。
業者は販路が広い(世界中のオークションに参加する)ので、基本的にはなんとか売り切るそうです。
しかし、稀に売れ残るものもあるそうで、そういったものは自分たちで修理するわけではなく メーカーに修理依頼を出すそうです。
メーカー以外で修理や染め直しをすると、改造品扱いになり、販売時の信用の低下につながる為、絶対にメーカーに修理を出すそうです。
その時にそういった業者は真贋に関係する情報を聞き出すそうです。
偽物っぽい商品は、わざとメーカーに修理依頼をして メーカーが当社のものではないといった場合のみ「偽物」と証明できるわけです。
メーカーも詳細は説明しませんが、何度も挑戦して情報を蓄えるそうです。
ですから、我々の真贋は100%正確ではないのです。
あくまで、経験則に基づく判断をいたします。
「偽物」と決めつけていいのは、メーカーだけなんです。
最近、他店のチラシで「革製品の修理・染め直し」をPRしているものがありました。
エルメスのバーキンを染め直しなんて、正気の沙汰(さた)ではないと思います。
別に捨ててしまう前に規格にない色に染めて遊ぶという方は全然いいと思いますが、将来 買取してもらうということを考えたら やめた方がいいと思います。
先ほど、メーカー修理の話をしましたが、改造品は修理してくれません。
当然、メーカー保証も付くはずがありません。
当店に持ち込まれても、改造品は偽物と同じ(基準外)と考えておりますので、お買取り出来ません。
私は本当にお客様にとって一番いいと思われる方法をご提示させていただきますので、先ほどの染め直しの必要なエルメスのバーキンなら、メーカー修理を提案させていただきます。
また、改造品は格好悪いですよ。
見る人が見ればわかりますから…
辛辣(しんらつ)な表現ですが、事実だと思います。
岡崎市で高級ブランドバッグを売りたい方は、西尾市の「開運 令和堂」がお力になれると思います。
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